この記事では、今まで一生懸命に仕事に取り組んできたのに、40代になって仕事ができなくて行き詰っている方に向けて、対処方法についてお伝えします。
【仕事についていけないと感じた場合の対策まとめ】
- 40代は、記憶力や体力が落ちてくる年齢なのでカバーできる方法を見つける
- 挑戦したり新しいことを学ぶ意欲を持ち続ける
- 会社に居づらいと感じている場合は、転職すべきかも考えてみる
この記事を読めば、仕事がついていきない原因と対策が分かりますので、最後までぜひチェックしてみてください。
仕事についていけない40代の感じる原因と取るべき行動
40代は、就職してから様々なキャリアを積み重ねてきて、それがご自身の財産になっている年代です。
しかし一方、年齢やキャリアを重ねているからこそ、仕事についていけない事態が発生していきます。
原因としては大きく3つありますので、原因と取るべき行動についてそれぞれ解説します。
原因その①:前頭葉が衰えてきている
顔は覚えているのに名前が出てこない、買い物に行ったけど必要なものを買わずに帰ってきてしまったなど、その作業記憶に深く関わっているのが、おでこあたりにある『前頭葉』。
『前頭葉』は、年齢を重ねるごとに衰えやすい部位なんです。
前頭葉の機能は思考力、判断力、集中力、気分のコントロールなど幅広く、この領域が働いていないと仕事や勉強に大きく影響を及ぼします。 引用:ブレインケアクリニック
この脳が衰えると、名前が出てこないということだけにとどまらず、通常怒りが収まらない、意欲が湧かない、柔軟性がなくなるといった症状が多くなります。
仕事上でも、前頭葉の衰えが影響して、やろうとしたことを忘れてしまったり、出来ないことに対して感情的になってしまうことが起こります。
残念ながら脳の老化そのものを止めることはできませんが。
しかし、脳は使えば使うほど脳細胞同士の連携がよくなり、萎縮してしまった部分の機能をほかの部位がカバーすることもできます。
精神科医の和田秀樹氏が書かれた「40才から始める脳の老化を防ぐ方法」には、脳の老化テストや脳を鍛える方法なども書かれていますので、一度読んでみるのもおすすめです。
また、女性の場合、女性ホルモンの減少が記憶力低下につながっているとも言われています。
その場合は、ストレスを溜めすぎないようにしたり、更年期障害治療の相談をしてみるのもおすすめです。
原因その②:失敗したくない気持ちが優先してしまう
40代になると、20年以上も仕事をしてきたという自負やプライドもあるのは当然です。
しかしそのプライドが邪魔をしてしまい、新しいことを受け入れられない、行動を起こさない人になっていく人が多くなります。
その背景には
- 失敗して自分が傷つきたくないという気持ちが強くなってくる
- だんだん体力が落ちてきて行動力がなくなる
ということがあります。
しかし、新しいことを受け入れなかったり、失敗を恐れて新しいことに挑戦せずにいると、周りからも「あの人は仕事ができない人間」とレッテルを貼られてしまうことも。
何ごともチャレンジする時には、失敗はつきものと思って、まずは行動を起こしてみましょう。
そうすることで、周囲からの評価も変わってきて働きやすくなります。
原因その③: 時代や環境の変化に追いついていくのが辛い
若い頃と違い、情報の変化のスピードと情報の風化が早くなっています。
若い頃にたくさんの試行錯誤を重ねて、ようやく安定して成果を出せる方法に辿り着いたのに、最近では、プログラミングやデータ分析など、新しいスキルをまた覚えて続けないといけない時代。
情報をアップデートし続けるというのは辛いものがあります。
20、30代の若手社員は学びに熱心で、どんどん仕事に生かしている姿を見て、焦ってしまうことも。
年齢を理由に
- 新しい知識を身につけようとしない
- 難しいことは若い人に仕事を振ってしまう
という態度を取り続けていると、周囲からの信頼は減り、仕事もさらについていけなくなります。
プログラミングやデータ分析など、最近は書籍だけでなく、YouTubeで検索すれば情報があふれているので、お金をかけなくても十分に学ぶことができます。
すきま時間に、少しでもいいのでまずは勉強を始めてみましょう。
もし、しっかり学びたいという方は、オンラインスクールなどを使って勉強する方法もあります。
このままの状態が続くと待ち受ける現実
明日から考え方を変えて、新しい知識を取り入れたりチャレンジするというなら良いのですが、今の「仕事についていけない」という状況をそのままにしておくと、辛い現実が待ち受けています。
会社に居づらくなる態度をとられる
- 出来ない仕事を与え、無理な仕事をさせる
- 頻繁に注意される
- 仕事の量が意図的に減る
- 会話が少なくなる
- 上司から直接指示がなくなる
といった、態度を取られるようになります。
具体的に言うと、職場の人が「あなたは会社に必要ない人間だ」と伝わるような態度をして、あなたが職場に居づらくなる環境を作っていきます。
会社はあなたが職場にとって不要な人間だから辞めてほしいけど、会社は「仕事ができない」だけの理由で、法律的にクビにすることができないからです。
つまり、会社はあなたをクビにできないので、あなたから「会社を辞めます」と言う言葉を聞けるまで、いじめのような態度を取られる日々が続いていきます。
実際に会社に居づらくなる態度を取られている人がいます
いじめだけどいじめだと認められていないものが常にあって、仕事できないとそのいじめの対象になって、コミュニティからハブられたり、めちゃくちゃ文句言われたり、仕事くれなかったりするの、これっていい職場か?地獄じゃないか?
— チユキ (@chiyukichi_go) April 16, 2022
支店に以前、50代くらいで全く仕事できないおじさんがいて、もはや指導というより、上司のストレス発散みたいな感じで詰め(いじめ)られていた。他の人が辛くないですか?って聞いたら、仕事終わったら全部忘れちゃうんだよね!と言ってたらしい。結局本社のコンプラ系の部署に行ったかな。
— 元気で明るいおさかな (@pichi2_fish) September 10, 2021
ストレス解消のはけ口になっている人もいました。ご本人は「仕事終わったら全部忘れちゃうんだんよね」とおっしゃっていますが、そのように気持ちの切り替えができるのは、ほんの一握り。
今の会社むりぽ。女性陣との人間関係がつらくて胸がじくじくする。いじめはないけど、朝の挨拶無視されるし、勇気出して話題振ってもイエスかノーで会話終了するし、顔にあなたとは話したくありませんって書いてある。のろまな馬鹿と思われてるのはわかってるけど、わたしは歩み寄りたいのに。泣ける。
— アズ🦕🦤🦭 (@0cosame0) March 13, 2019
今の職場で我慢をする必要がないケース
- 色々工夫したけど、どうしても仕事が覚えられない
- 仕事が出来なさすぎて、すっとご自身を責めてしまっている
- 耐えられない
- 職場に居場所がない
生きていくためにはお金が必要で、生活のためと割り切って定年まで今の職場にいるという選択肢もありです。
しかし、ご自身で色々努力して無理と思うのであれば、あなたの強みや、今持っているスキルが生かせる業界や会社に転職するということに、目を向けましょう。
これから先10年以上耐え抜く力と労力、ストレスを考えると、これから辛い日々を送り続けのは、ご自身だけでなく家族のためにもなりません。
今の会社で活躍できる場所がなかっただけですので、活躍できる場所は他にあります。
まずは自分の強みを見つけることから始めましょう
転職サイトのマイナビが、中途社員を採用予定の企業に対し、採用する想定の人材の調査をしたところ、半数以上の企業が、若手の人材が欲しいというデータがありました。
40代では、何も戦略を練らずに転職活動を進めてしまうと、いざ仕事を辞めても転職先が見つからないという可能性があります。
しかし40代でも転職が難しい一方で、40代でも転職に成功できた方もいます。
実際転職に成功した方たちが、どうやって転職活動を成功させたかというと、がむしゃらに応募するのではなく、まずは自分自身のことを一度分析した上で、転職活動を行っています。
自己分析をして強みを見つける2つの方法
お休みの時でもいいので、集中できる環境で一度じっくりご自身のことを振り返ってみて自己分析を行ってみてください。
方法その①:これまで経験してきたことの棚卸しをする
- どんなときに仕事に充実感を感じていたか
- どんな成功体験があったか
- どんな失敗をしてきたか
- 辞めたいと思う時はどんな時か
- 自分が仕事に対して大事にしてきたこと
まずはこれまでご自身が積み上げたキャリアの棚卸しをしましょう。
キャリアの棚卸しをすると、普段意識していない自分の思考パターンや、強み・弱みが明確になります。
棚卸は、新卒時、30代、40代と年齢を区切って考えていくのがおすすめです。
方法その②:「Will Can Must」の方法で分析をする
- Will ⇒「実現したいと思っていること」
- Can ⇒「Willのためにできるようになるべきこと/今できること」
- Must ⇒「Canのために今すべきこと」
「Will Can Must」は、元々リクルート社が従業員の育成のために利用しているもので、それが他の企業に広まっている自己分析の方法です。
ご自身が感じている「Will Can Must」を1つずつ紙に書き出してみましょう。
「Will Can Must」を書き出すことで、ご自身の強みが分かってくるだけでなく、今のご自身の「できること」、つまり強みと「やりたいこと」がしっかり見えてきます。
その上で、転職活動をすれば、今までのような仕事がついていけないという辛い状況に立たされることはなくなり、新しい職場で、喜びややりがいを感じるようになってきます。
自分の強みがみつからない場合は他己分析も
自己分析は、第三者の目線から分析してもらう方法もあります。
自分では普通だと思っていることが、他人とっては特別な場合もあったり、実際には他人にしか見えない部分もたくさんあります。
ご自身ではわからない強みだけでなく、弱みも見えることもあります。
身近で客観的にご自身のことを分析してくれる人がいれば、一度相談してみてください。
これから自分の天職や、やりたいことを整理する場合は、「キャリアコーチング」を一度利用してみるのもおすすめです。
キャリア・コーチングは、占いでも転職サイトではなく、ご自身の強みを見つけることができ、これからの生き方や、キャリア設計することができるようになる手段の1つです。
転職エージェントもいいのですが転職させるのが目的なので、キャリアコーチングの方が、仕事に関してこれから進むべき道がより明確に見えてきます。
無料は45分間なのですが、その時間だけでも自分自身の気づきと、これからも進むべきヒントも見えてきます。
キャリアコーチングを受けた人の口コミ
無料のキャリアコーチングを受けた人の口コミをご紹介します。
#ポジウィル の受講を決めた理由。
— ●マルコ●@ポジウィル受講中 (@marumaruco_life) February 14, 2023
それは現状を切り拓ける可能性を強く感じたから。
複数のキャリア相談で同じことを話し、ポジウィルは本質を突いた質問や気付きだらけのフィードバックだった。
軽い気持ちで申し込んだ無料相談で
まさかの希望の光が見えた。#習慣化 day7
ポジウィルの無料相談、始める前はやっぱり予約しなくてよかったかも?くらい思ってたけど、予想以上に良くて新しい気付きをたくさんもらえた!第三者のプロから自分のことを客観的に見てもらえるのいい。
— じゃがいも娘 (@sometimes_az) February 12, 2023
転職して半年も経ってないけど転職すべきかモヤモヤしてたけど、ポジウィルに相談してモヤモヤが晴れました(笑)文化が合わないところに居続けるより、新しいところで伸び伸び仕事しよ。トレーニングを受けるかは悩み中だけど、とりあえず相談して良かった!キャリア迷子の方におすすめです。
— 磯子@3y (@iSO3150) November 13, 2022
45分間は無料でキャリアコーチングを受けることができて、ご自身のことが整理されていくので、これからの仕事のことで長い時間1人で悩み続けるのであれば、まずは無料面談をつかった方がスッキリできますよ。
この記事のまとめ
この記事では、今まで一生懸命に仕事に取り組んでいるのに、仕事ができなくて行き詰っている方に向けて、対処方法についてお伝えしました。
- 脳が老けてしまっている
- 失敗したくない気持ちが優先してしまう
- 時代や環境の変化に追いついていくのが辛い
40代は、就職してから様々なキャリアを積み重ねてきて、それがご自身の財産になっている年代です。
しかし一方、年齢やキャリアを重ねているからこそ、仕事についていけない事態が発生していきます。
今の職場で仕事が出来ないと思う点を改善することも大事ですが、限界を感じている方は、ご自身の強みを生かせる仕事に転職するということも、まだ遅くはありません。
しかしこのまま転職活動をしたとしても、うまくいく可能性は低いので、まずはご自身の強みを見つけることから始めましょう。
キャリアコーチングを利用することで、自分では分からなかった強みが見つかり、本当にあなたに合った仕事を見つけられるようになります。
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